オフショアビジネス事業 CASE STUDY
ローンチまで残りわずかで、海外リソースを活用し大量の図面を納入
お客様:株式会社イープラス様
お客様の課題 |
●ローンチまで残り半年で数百枚の図面が必要になった |
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コスモストークの取組み |
●月に10-20枚の図面を数カ月にわたり作成・納品 |
お客様の声Interview
座席選択サービスの開発時に浮き彫りになった課題。
マーケティング本部 プロモーション部
プロモーショングループ
ディレクター 穀野茂夫様インターネット専門のチケット販売会社として、業界の常識を覆すような新しいサービスを次々に投入しているイープラス様は、2008年から自分で席を選べる「座席選択サービス」を始めました。映画館では当たり前のサービスですが、コンサート会場には「S席」「A席」といった大きな選択肢しかありませんでした。良い席で見たいと思ってS席を購入したのに、A席とあまり変わらなかったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。そこで、好きな座席シートを選択できるように、座席選択サービスを開始することになったそうです。「しかし、座席選択サービスのシステム開発がある程度見込みが立った段階で、浮き彫りになったのが、スタジアムやホールの座席図はどうするかといった問題でした」と穀野氏は当時の課題を語ります。開発が難航していたため、図面にまで検討が及ばず、ローンチまで残り半年というタイミングで、数百枚もの図面を作成しなければならなくなったそうです。
我々のピンチを救ってもらったという思い。
イープラス様は、サービスのローンチが半年後に迫っていたため、複数の業者に見積もりを依頼していたが、なかなか良い返事は得られなかったと言います。「国内の業者さんからお見積もりを取りましたが、金額が合わず、しかも、ここまでしかできないと条件を付けられてしまい困り果てていました」(穀野氏)。そこに、コスモストークから派遣しているスタッフに関する毎月の定例会で、ベトナムの話が持ち上がりました。「定例会に来ていただいているコスモストークの花井社長に相談したところ、不動産関連の図面をベトナムで作成しているという話を伺って、オフショアサービスに興味を持ちました」と穀野氏。ベトナムであれば、価格と納期の面で折り合いをつけることができたのですが、穀野氏の心配事はそのクオリティでした。そこで、テストケースとして事前に1枚図面を作成。「最初は海外で図面作成するということで、クオリティが心配でしたが、テストでまったく問題ないことを確認できたので、正式に発注しました」(穀野氏)。一カ月10〜20枚の図面を数回に分けて発注。コスモストーク内にチェック体制を整え、一枚一枚検品した上で期日通りに納品しました。「国内では実現できないような価格に抑えてもらえましたし、これだけの短納期が実現できなければ、ローンチに間に合わないという状況だったので、我々のピンチをコスモストークさんに救ってもらったという思いです」と穀野氏から感謝の声を頂いています。
業界の常識に真っ向から挑む私たちをさまざまな形で支えてほしい。
その後は、新しい図面が必要になる度に、ベトナムにて図面を作成しています。イープラス様は「座席選択サービス」に加えて、新しく「座席選択プラス」という座席ブロック(前方、後方、左右、中央、右寄り、左寄り、一階、二階)によってe+のサービス料を変更するサービスも始めています。穀野氏は「お客様が全員前方で見たいというわけではなく、中には舞台の袖が良いという人もいれば、ピアニストの手の動きが見たいから二階席が良いという人もいます。そこで、舞台から離れるほどサービス料が安くなるように設定しました。お客様にとっては自分の好きな席が選べて、前方でなければ価格も安くなるので、大変好評を得ています」と本サービスのメリットを説明。最後に穀野氏は「これからも業界の常識に真っ向から挑んでいく私たちの取り組みを、さまざまな形で支えていってほしいと思います」とコスモストークへの期待を語ってくださいました。
※記載内容は、2015年4月時点の情報です。