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「前編」から長らくお待たせしてしまい、本当に申し訳ございません(/ω\)。。
大学卒業後、希望通りシステムエンジニアの道に進んだ渡辺。
プログラマーからキャリアをスタートし、ざまざまなプロジェクトを経験をしながら、
チームのパフォーマンスが、プロジェクトリーダーによって大きく左右されることに気づき、
スキルだけでなく、その人物像にも興味をもつようになっていきます。
開発経験3★年以上のキャリアをもつ井口部長が持論も交えながら、渡辺の仕事へ思いを聞き出します。
(※インタビュー当時は、2020年8月になります。)

『もう1軒いっとく?』と井口部長おすすめのイタリアンバルへ、
梯子酒となりました。



30代になり、スキルチェンジを目指しコスモストークへ転職。
週末は社内でPHP研修に参加し、
スキルチェンジの実績を作った2年間。

井口: そろそろエンジニアになってからのことを聞いていこうかと思ってるんだけど、
大学卒業後、エンジニアとしての経歴が始まって、ウチが2社目だよね。
転職してから、かれこれ5年くらいは経ってる?
 
渡辺: はい、もう今年で丸6年になります。
(※インタビュー当時は、2020年8月になります。現在は7年目)
 
井口: 確か入社後しばらくは汎用機でAS/400のプロジェクトに入ってたよね。
 
渡辺: そうです。最初の2年間はAS/400のプロジェクトでした。
前職からのスキルでそのまま参画できるプロジェクトで月~金で勤務して、
週末は定期的に社内に戻ってPHPの勉強会に参加していました。
勉強会がない週は課題をこなして、研修ベースではありますが実際にPHPの環境を作って、
設計~実装、テストまでの開発実績を積み重ねていました。
 
井口: 2年間仕事をしながら週末の時間を勉強にあてるだけでも大変だし、
途中で嫌になったり、本当にスキルチェンジできるか不安になったりすることは無かった?
 
渡辺: そもそもコスモストークに転職した目的が汎用機からオープン系へのスキルチェンジだったので、
嫌になったからと言って、自分から投げ出せなかったことはありますね。
あと、良いタイミングでオープン系のプロジェクトに入れるように、社長や上司と常に相談もしていたし、
自分が今やるべき事がはっきりしていたので、不安や迷いは無かったですね。
実際にオープン系のプロジェクトが決まって参画してからは、やはりそれなりに大変でしたけど。
 
井口: AS/400の汎用機とオープン系のPHPってそんなに違うもの?
自分はアセンブラからC言語にチェンジした時はそこまで苦労したという記憶が無くてさ。
 
渡辺: 自分は今年で社会人15年で、AS/400でRPG言語をトータル12年やって、
かなり長い間やっていたこともあったかもしれませんね。
まず汎用機からオープン系への開発環境の違いと、
PHPという未体験の言語が完全に身につくのに苦労したかもしれません。
 
井口: ひとつのプログラミング言語でスペシャリストを目指すなら、また話は別なんだけど、
プログラミング言語そのものが、作り手(PG)に寄せて作られてきていて、
だんだんわかりやくはなってきいるはずなんだよね。
だから、最近の人は自分の時よりは楽なのかなぁと思って、聞いてみた笑
 
渡辺: まずオープン系が未経験のところからプロジェクトに入ること自体が大変ということもありました。
これまでの実務経験があまりアピールにならないこともあって、面談もたくさん受けましたし、
入ってからも新しくたくさん覚えることがあったなぁ、、って今振り返ると。
今はスキルチェンジしたという実績と経験もあるし、井口さんのその話からしても、
もし次に新しい言語を習得するタイミングがあれば、今回ほどの苦労はしないだろうと思います。
じゃあ、またすぐに別の言語を覚えろと言われたら、ちょっとすぐには決心できないですが。。
 

 


これからは『開発』か?『上流でリーダー』か?
開発経験と年齢で節目を迎えた今、改めて心に浮かんでくることとは?

井口: なべちゃんは、これをあと何年続けたい?
 
渡辺: ”開発”をということですか?
 
井口: そう、自分はもうかれこれ20年くらいは開発(プログラミング※コードを書く作業)はしてなくて、
上流フェーズとプロジェクトの進捗管理や調整ごとがメインでやってきたんだけど、
なべちゃんはこの先についてはどう考えてるのかぁ?と。
 
渡辺: まず、40歳が節目だと思っていて、もうすぐ38歳になるので、あと2年ということなんですが、
気が付いてみたらPHPでの案件の経験がもう3年経っていて、あと2年で5年になるんです。
なので、少なくともあと2年でまずは出来ることをしっかりやるというのがひとつありますね。
(※インタビュー当時は、2020年8月になります。現在は39歳)
 
井口: PHP開発5年でちょうど40歳になって、それから先のことをどれくらい具体的に考えてる?
今はものづくりをしながら、周りを見たりしながら考えたりしてるような感じ?
 
渡辺: 今の現場でいろいろと見させてもらって勉強しているところはありますね。
最近ではリーダーに近いところで作業にかかわったり、直接やり取りもしていて、
今後に向けて経験を積むには、ありがたい現場でやらせてもらっています。
 
井口: なるほどね、リーダーの仕事をだいぶ意識してるよね?
となると、今後はなべちゃんも自分と同じ方向に向かっていくのかな?
 
渡辺: 実は今年の春くらいまでは、開発か、もしくは人をまとめる方(リーダーや上流)か?
どちらに進むか迷っていたんです。
コスモストークに転職したころは、オープン系へスキルチェンジをすることに必死でしたが、
ちょうどそれが叶って区切りもついたこともあって、
本当に自分がやりたいこと、やりたかったことってなんだろう?と。
 
井口: それで、その問いかけの答えはでたのかな?
 
渡辺: はい、ちょうど今後をどうするかを悩んでいた時期に、
これまでの経験の中でも、特に影響を受けてたと思うプロジェクトが2つ浮かんだんです。
それで、やっぱり自分は人やプロジェクトをまとめていく方を目指したいんだと思いましたね。
 
井口: へぇ~、その2つのプロジェクトで何があったか興味あるなぁ。
それぞれ印象的なエピソードとかがあったわけ?
 
渡辺: う~ん、期待されるほどのことかは正直自信ないですが、
まぁエンジニアの方なら、みなさん少なからず経験している、開発プロジェクトあるあるだと思います。
 

 


初めてのチーム体制のプロジェクトで、リーダー指示の元、
メンバー全員でトラブルを収束させていく一体感を経験。

井口: じゃあ、まず1つ目のプロジェクトの話から聞いていこうか。
いつくらい(何歳)の時のこと?
 
渡辺: コスモストークに転職する前の会社で参画したプロジェクトです。
なので、まだ20代でしたね。
それまでは会社が受託したいろんな開発案件をやりたかったし、やらせてもらっていたんですが、
たまたまあるエネルギー関連の維持管理プロジェクトの現場に参画させてもらうことになったんです。
決まった当初は、少し期待外れだったというのがその時の正直な気持ちでした。
すでに完成されたシステムを運用していく仕事だったので、
出来れば、もっとバリバリ開発するプロジェクトが良かったなぁ、と。
 
井口: そうだろね、自分も30代くらいまでは、とにかくたくさん経験を積みたくて、
特に新規開発のプロジェクトだと、大変なんだけど少しテンションも高くなるみたいな笑
だから、その気持ちはすごくわかるよ。
でも、結果的にはそこでやれたのがよかったわけだ?
 
渡辺: はい、今思うと年齢的にも経験レベル的にも、ちょうどいいタイミングだったと思います。
その頃はまだまだPGレベルだったので、コーディングがメインの作業で、
個人的に与えられた作業をこなすことがほとんどでしたから、そのプロジェクトで、
初めてチーム全員で、同じ目的にむかって作業するということを経験させてもらいました。
 
井口: 初めてチームでやってみて、率直にどうだった?
 
渡辺: 特に思ったのは、トラブルが起きたりするたびに、チームで動くわけですが、
大変ながらトラブルが収束した時の達成感はいいなぁと思いましたね。
あと、それよりなにより、これまでにはなかった一体感みたいなものを経験して、
こういうのはいいなぁ~と。
 
井口: やっぱり、そのあたりは元ラガーマンなのかな笑
でも、初めてのチームで、そういう経験できたのは、かなり運が良いね。
意外にチーム体制って、難しいからね。
本当にいろんなお客様がいて、現場ごとにもやり方があって、それぞれまるっきり違うから。。
 
渡辺: はい、後々の経験からも、なかなかうまく回っていかないという方が、現実だと思いますね。
 
井口: そう、現実はね。
それでも自分は今はどこに入っても、それなりに対応できるようになったなぁ。
 
渡辺: それは、何かうまいやり方やコツがあったりするんですか?
 
井口: ありきたりな言い方になってしまうけど、やっぱりコミュニケーションが基本だよね。
さっきも少し言ったんだけど、自分は30代の時にリーダーとかマネージャーの立場で
短期でもいいから、いろんなプロジェクトをやらせてもらった時期があって、その時の経験のお陰だね。
そこで、人とのコミュニケーションでいっぱい失敗した経験が活きてる。
もう何十回じゃないな、何百回と失敗したことが、今となっては活きてるわけ。
言っとくけど、俺は元々、無口で口ベタだったんだから。
 
渡辺: それ、時々井口さんが言ってるの聞きますけど、、笑笑
 
井口: なんかみんな、オレがそれ言うと笑うんだよ。。
 
渡辺: みんなの気を引こうとして、嘘ついてるんじゃなかったんですね。
 
井口: 何で信じてもらえないかなぁ、、
とにかく作っているものはシステムだけど、
結局はコミニケションがめちゃくちゃ大事!ってことは今日なべちゃんは覚えて帰ってよ。
 
渡辺: はい笑、また今度その失敗の話、聞かせてください。
 
井口: いっぱいありすぎるから、またの機会だね。
じゃあ、一旦話を戻すけど、
やっぱりそのチームでも、リーダーの手腕があったわけでしょ?
 
渡辺: そうです、チームが良い流れで仕事ができていたのは、リーダーの方の力が大きかったと思います。
コミュニケーション能力も高くて、お客様から話を聞き出すのも上手かったですね。
もちろん業務のことにも詳しいですし。
あとは、システム全体をすみずみまで把握していて、迅速に適任者に的確な指示を出したりと、
当時の自分からみると、何で一人の人がそこまできるのか!?という驚きがありました。
この方の仕事を間近で見させてもらったことがきっかけで、
その後、どの現場でもリーダーの動きを意識するようになりましたね。
 

 


プロジェクトの途中で、リーダーの交代劇があり、
劇的な変化を目の当たりに。
チームをまとめ、結果に導くことができるリーダーに必要なものとは?

井口: じゃあ次!2つ目のプロジェクト。
こっちは最近のこと?
 
渡辺: コスモストークに入ってすぐの頃でしたら、6年くらい前になりますね。
製造業システムの消費税対応がミッションのプロジェクトでした。
 
井口: ということは、こちらも新規開発ではないよね。
改修作業になると思うけど、これもチーム体制だった?
 
渡辺: はい、ユーザーは○○社です。
日本企業ですが、グローバル展開している大手企業のシステムだったので、
改修といえども、期間もそれなりにかけた、そこそこ大所帯のプロジェクトではありましたね。
 
井口: ああ、○○社かぁ~。
それは改修といえどもなかなか大変だっただろうね。
 
渡辺: そうなんです、どう考えても大変なんです。
ですが、自分が参画してからもしばらくの間、ほとんど具体的な指示もなく、ただ時間だけが過ぎて、
「それで、いったいどうするの?」みたいな空気が、毎日チーム内に漂っている感じだったんです。
このなかなかにやばい感じ、伝わりますか?
 
井口: うんうん、その感じはかなりまずいね。
なべちゃんみたいな責任感の強いタイプは、特に心配になるよね。
 
渡辺: その時の自分のスキルではどうすることもできないし、このプロジェクトどうなるんだろう?って。
後々スケジュールが詰まってきて、、の地獄のパターンを想像してましたね笑
 
井口: このまま行ったら、最後で火ぃふいちゃう!って。
そうなったら辛いけど、そのパターンは少なからずあるからね。
でも、それって、リーダーからの指示が出てないからそうなってるんだよね?
 
渡辺: はい、その通りです。それからしばらくしてリーダーが別の方に交代することになって、
次のリーダーの方が来たとたん、すべてが変わったんです。本当に一瞬でというくらい。
それまではリーダーの方が原因なのかなぁ、という疑念はありましたが、
それが確信に変わりましたね。
 
井口: 一瞬ってすごいね。そんなに変わったんだ?
 
渡辺: はい、本当に大袈裟にではなく。
状況把握から始まって、それぞれの問題の洗い出しとその対策、
その中で優先すべきことはなにかまで、どんどん進んでいきましたね。
さらに、それをお客様へ報告するタイミングまでもホントに的確で。
 
井口: それは、お見事!サッカーでいうところの采配だね!
しっかり全体を見て、どこを誰にまかせるかをしっかりやれている。
 
渡辺: やっぱり、サッカーで例えてきましたね笑
まさに「全体を見る」です。ちゃんと全体を把握して、整理ができた上で回せると、
1+1が2以上になると感じましたね。
変わったのはリーダーだけで、メンバーは誰も代わっていないんですよ。
だから逆にそれまでは、1+1が2にもなっていなかったということも言えるわけで。
 
井口: 1人目のリーダーから、2人目のリーダーへの交代劇があったからこそ、
それに気づけたところもあるね。
最初から、2人目のリーダーで上手く回ってたらそこまでの気づきと衝撃はないよね。
 
渡辺: それはありますね。
正直、リーダーの采配ひとつでここまで変わるなんて思ってなかったですから。
ちなみに井口さんは、先ほどコミュニケーションが大事だと言ってましたが、
具体的には、どういうところを心掛けたり、気をつけたりしてるんですか?
 
井口: そうね、、自分の場合だと、まず中心となるメンバーを誰にするか決めて、
それぞれのスキルや適性を見極めて、どこを担当してもらうかを決めていくかな。
あとは、ちゃんと自分で伝えることと、伝え方も大事だと思っていて
だだ「こうして」とやることを指示するだけではなくて、
「今こうなっている、だからこうしたい」という自分の考えまで
しっかり伝えることは心掛けているところかな。
 
渡辺: 本当に伝えること、あと言い方は大事ですね。その人の人となりが出ますから。
それで言うと、特に1つ目のプロジェクトのリーダーの方は、
仕事が出来ることももちろんあるんですが、本当に人望もあって。
青臭い言い方になってしまいますが、「この人のためになら、がんばろう」って
損得なしで思えるところがありましたね。
 
井口: おお!
普段は穏やかななべちゃんの”熱い”部分が出てきたね。
元ラガーマンの理想のリーダー像ってどんなものなのか、気になってたんだよね。
 
渡辺: 普段から思ってても、あまり人には言わない性格なんですが、、
 
井口: 今日は特別ってことで、とことん話ししようじゃないの!
お互いのリーダー論!?あとチーム論も外せないと自分は思うんだけど。
 
渡辺: 結局、話がサッカー寄りになりそうですね笑
 

 
 
次回、いよいよ完結編(後編)!
コロナ禍で記事の公開が遅れ、
インタビュー時から1年以上が過ぎてしまいました。
後編では、当時の内容を元に、再度インタビュー対談の実現に向け、
企画が進行中!
渡辺が目指すリーダー像とは?
今だからこそ、求められるリーダー像についても考えます。

PROFILE

インタビューされる人
渡辺 圭輔(わたなべ けいすけ) 
埼玉県さいたま市(旧浦和市)出身 

新卒でシステム開発会社に入社。
エンジニアとして業務系基幹システムの開発に多く携わる。
2013年コスモストークに入社後は、
汎用機からオープン系へのスキルチェンジを経て、
近年はBtoC(EC、医療教育等)向けのWeb系開発に参画。
現在は上流工程にも携わり、着実にスキルを積み上げている。

watanabe

インタビューアー
井口 東(いぐち あづま) 
長野県松本市出身
コスモストークシステム1部 部長

長年のキャリアの中で様々な業種、上流から下流までを経験。
若手のころからプロジェクトリーダーを多く経験し、
その後マネージャー職に携わり、現在に至る。
近年は金融系を主に、通信や放送系など業種を問わず、
確実にプロジェクトを推進する対応力と調整力で、
顧客から厚い信頼を得ている。

プライベートでは50歳を過ぎた現在も、サッカーチームに所属し、
公式大会にも出場する脅威!?の体力の持ち主。

iguchi

SHOP DATA

【大久保バル】

JR大久保駅南口から1分
お店情報:大久保バル

井口部長が高校時代お世話になったサッカー部監督の
ご子息がマスターをしているお店
(なぜかおしゃれな店を知っていたので、、納得!)

料理&ドリンク、メニューはもちろん、
店内すべてにマスターのセンスが光ります。
軽く一杯から、美味しいお酒と料理をゆっくり楽しむのも良し、
飲み会帰りに〆パスタもおすすめです。

★井口部長のおすすめ★
・定番は〆のパスタ。いつも「魚介のトマトソースで」と、リクエストしているそう。(ペスカトーレ風?)
・他にも、マスターがその日の素材(生ハムや旬のもの)で作ってくれるアレンジ料理が絶品。



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